風景写真がうまくなるには?

風景写真が苦手です。

見るのは好き。でも、撮るのはすごく、難しい。

昨日の取材は八戸法人会の広報紙「やっほー」の企画で、八戸地域の経営者の方にインタビューするというもの。

訪れた企業の事務所は新井田川の河口あたりで、昭和の映画から切り取ったみたいな、少し寂しげなたたずまいがとても好きな場所だ。

川の左右に小さな船が繋がれて揺れている。

おじいさんがひとり、無言で何か仕事をしている。

体が白、アタマが茶色。

生えかわりきっていないアンバランスな羽毛なんか気にしていない風に、若いウミネコがメンチをきってくる。

向かって右側は川の上流。

左右の岸に造り酒屋に銭湯、もう少し遠くにはセメント工場が見える。

左手には海。

曇り空を写したグレーの太平洋に小雪がちらついているのを見ると、切なくて逃げ出したくなったものだけど、今はその切なさと静かに向き合う時間がけっこう好きだ。

黄色い橋と、クレーンの赤。

タンクの工場群の白。

巨大な工場群と海の取り合わせは、いつまでも見飽きない。

出会えばカメラを向けたくなる光景だ。

な、の、に!

いざ撮ってみると、その風景の良さがぜんぜん!出ない。

人物とか花とか小動物とか、もっと小さいもの相手ならまだマシな写真が撮れる(つもり)。

『かわいいね』『面白いね』『あー、この時不機嫌だったんだね』と感想も言ってもらいやすい。

でも風景はこうはいかない。見た人から感想すら出ない。スルーだ。

この現象はどうも、私の意識のサイズと関係があるような気がする。

小さなものはふだんからよく見ているし、考えている。

500円以上おやつを買うのはちょっと躊躇する、とか。

でも大きなものをとらえるのは難しい。

建物とか車とか、怪獣とか、大金とか?

大きなものに「わ~すごい!」と感心はするのだけど、そこで終了。

ミクロとマクロ、とよく言うけど、マクロの視点てやつですよね。足りないものは。

じゃ、視野を広げましょう。

ということで旅行や留学もいいけれど、お金も時間も限られている。

じゃ、どうするかというと。

コミュニケーションならできるじゃないか、と思います。

そんなとき、朝市ってちょうどいいんです。

地元の人、遠くから来た人、仕事の人、遊びにきた人、大人も子どもも男も女も。

自由に入り混じって、混沌としてるから。

思わぬところで意外なことに気づかされたりすること、しょっちゅうです。

日曜の朝だから時間も作りやすいし、お金だってそんなに必要ないしね。

皆さんもなんとなく行き詰まりを感じたら、八戸の朝市に来てみてください。

朝市でもっともっと見聞を広めれば、私の風景写真もおのずとうまくなる…はず(笑)。

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